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ブレーキバランスのリア寄りって何?調整法をチェック!

2022年04月24日

カーレースに関わっている方たちや自動車好きならブレーキバランスについて良くご存じかと思います。
長年車を運転していても、ブレーキバランスについての知識がない人の方が多いと思います。

このコラムでは、ブレーキバランスが何かを詳しく解説します。
ブレーキバランスの調整法や、ブレーキバランスのリア寄りとは何かも説明しているので、気になる方はチェックしてみてください。

ブレーキバランスのリア寄りって何?調整法をチェック!

ブレーキバランスとは

ブレーキバランスとは、前後のブレーキ圧の配分のことで、別名「ブレーキバイアス」とも呼ばれています。

ちなみに、バイアスとは、スポーツのボーリングで使用するボールの重心の偏りを意味する言葉なので、ボーリング好きの人ならイメージが付きやすいと思います。

筆者も週に1度は必ずボーリングを楽しむボーリング愛好者なので、ブレーキバイアスと聞いてそれが何かピンときました。

また、F1などのカーレースなどでは、ブレーキバイアスはフロントおよびリアの制動力の配分比率を指します。

F1カーでは、ドライバーがブレーキペダルを踏み込むとタイヤ全体に制動力が発生します。
F1ドライバーは、専用のスイッチやダイヤルを操作することにより、レース中にブレーキバイアスを変化させることが可能となっています。

つまり、自分で前後のブレーキの制動力をコントロールできるのです。

雨が降っているときのレースでは、路面のグリップが低下しているため、前輪のロックを防ぐためにブレーキバイアスを後ろに移動させるのが一般的となっています。

また、レース中にはタイヤの摩擦具合や搭載燃料量やコーナーの種類などによって適切なブレーキバイアスが変わってくるため、ドライバーは慌ただしく調整を行う必要があるのです。

また、ブレーキバイアスをしっかりセットアップすることは、レースカーの安定性にも大きく関わります。

ブレーキバランスが大事なのは、F1などのカーレースだけではありません。
私たち一般ドライバーにとっても、ブレーキの前後のバランスはとても重要で、バランスを崩せばブレーキが著しく早くロックしてしまうようになるのです。

例えば、ブレーキをより効かせようとして前だけを大型ブレーキに交換する人もいますが、きちんとバランスを考えないとすぐにロックしてしまい、交換する前よりも制動距離が長くなってしまうこともあります。

ABSが装備されている車両ならまだしも、未装備だと大きな問題となる可能性を高めてしまいます。

ABSが何か分からない方のために説明すると、ABSとはアンチロック・ブレーキシステム(Anti-lock Breake System)を略した言葉です。
急ブレーキをかけたときなどに、タイヤがロックするのを防止し、車両の安定性を保ち、ハンドル操作を可能にすることで障害物への衝突を回避できる装置です。

ブレーキの前後のバランスを適正化することは非常に重要なことで、よかれと思って安易にブレーキチューンを行うことは、危険を伴うこともあるので注意しなくてはいけません。
自動車は人の命を奪う凶器にもなることを、私たちドライバーは常にじっかりと自覚しておかなくてはいけないのです。

ブレーキバランスのリア寄りとは

ブレーキバランスは調整が可能で、フロント(前)を強くしたりリア(後)を強くしたりすることができます。
ブレーキバランスのリア寄りとは、リアを強くしている状態のことです。

ちなみに、ブレーキバランスをリア寄りにセッティングすれば、フロアタイヤのグリップの消費が多くなるため、アンダーステア気味になってしまいます。
リア寄りにすると、その反対にオーバーステア気味になります。

レースで使用する車両は別として、普通に販売されている自動車はブレーキバランスがフロント寄りにセッティングされています。
ABSがあると気づきにくいですが、オフにしてみるとリアがロックされる気配がないうちからフロントがロックするのが分かります。

このようなセッティングは、F1などのカーレースでは全く使い物になりませんが、一般道を運転する普通のドライバーには最適な調整となっています。

一般道でも攻めの走りをしている人にとっては不満があるかもしれませんが、ブレーキの性能やセッティングの仕方は、車の安全に関わるとても重要なことなので、誤った調整や扱いをしてしまうと大事故にもつながりかねません。

ブレーキバランスの調整法

ブレーキバランスは、特にF1などのモータースポーツをしている人たちにとっては非常に重要で、最大の制動力を得るには、ブレーキをかけた際の前後のグリップレベルに合ったブレーキバランスにすることが大事になります。

一般の方も、安全運転をするときには同じような考えで間違いないですが、ABSがあるなら自動的に圧力を制御してくれるので、どのように調整しても最大の制動力を得ることができます。

ブレーキパッドの交換や、ブレーキバランスの調整に関してお悩みがある方は、株式会社クランツにご相談ください。
当社では国産車・輸入車向けのブレーキパッドを販売しており、ブレーキバランスの調整もしっかりさせていただいております。