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車検に通るブレーキパッドの厚みはどれぐらい?

2022年01月23日

ブレーキパッドが消耗すると、ブレーキの利きが悪くなるため大変危険です。
とはいえ、車の知識がないとどれぐらい消耗しているか分かりませんし、「車検に通っているから大丈夫」と思う方も多いのではないでしょうか。

しかし、ブレーキパッドが消耗していても車検に通ることがあるので、車検を過信するのは危険です。
ここでは、車検に通るブレーキパッドの厚みや消耗したまま走行するリスク、交換の目安などを紹介していきます。

車検に通るブレーキパッドの厚みはどれぐらい?

ブレーキパッドの役割とは?

ブレーキパッドの役割は、摩擦によってタイヤの回転をコントロールすることで、基本的には車を減速させたり停車したりするためのパーツです。

タイヤの中にはディスクローターという部品が組み込まれており、ブレーキパッドはこのローターを挟んだ2枚1組で配置されています。
ブレーキペダルを踏み込むと、油圧によってパッドがローターに押しつけられ、ローターと摩擦を起こすことでタイヤの回転を制御します。

ブレーキをかけるたびに摩擦抵抗を起こすので、使用を続けると消耗していくため、必ず交換が必要となる部品です。

車検に通るブレーキパッドの厚みとは

結論からいうと、車検を通すのにブレーキパッドの厚みは関係ありません。
車検では、「ブレーキが正しく作動して止まれるか」というのが検査であり、パッドの残量を測定する項目がないのです。

機械でタイヤを回し、ブレーキを踏んで正常に利いていれば、たとえ残量が1mmであっても検査に通ります。
極端にいうと、0.1mmしか残量がなくてもブレーキが利けば車検に通るため、「車検に通った=残量が十分で安全」ということにはならないので注意しましょう。

消耗したブレーキパッドを使うリスクについて

車検の前の点検で、「ブレーキパッドが消耗しているから交換した方がいい」と整備士に言われることがありますが、そこで交換をしなくても車検には出せます。
また、ブレーキ性能の検査が合格であれば、そのまま乗り続けることも可能です。

しかし、ブレーキはパッドとローターの摩擦抵抗がなくなると利きません。
消耗しているということは、摩擦面がすり減っている状態なので、そのまま乗り続けていればいずれブレーキが利かなくなってしまいます。
当然ですが、減速したり止まれなくなったりすれば事故のリスクが高くなるので、交換をすすめられた場合は残量を確認し、2mmから4mmほどしかなくなっているようであれば交換することをおすすめします。

ブレーキの故障が起こることもある

消耗したブレーキパッドを使い続けると、ベースとなっている地金が露出することでブレーキディスクを傷つけてしまいます。
また、摩擦熱によってキャリパーやブレーキフルード(オイル)が過熱され、大きな負担がかかり故障してしまうリスクもあります。

ブレーキが故障した場合、修理費用はパッド交換よりも高額になってしまうので、費用負担を少なくしたいという方は早めに交換するのがベストです。

ブレーキパッドを交換する目安

ブレーキパッドを交換する目安には、2つのポイントがあります。
車の場合、目視で残量を確認するにはタイヤを外す必要がありますが、以下のポイントでチェックをすれば目視をしなくても交換をする目安を知ることができるので参考にしてみてください。

走行距離を目安にする

新品の状態のブレーキパッドは約10mmの厚さがありますが、もちろん走行をしてブレーキをかけていれば少しずつ消耗していきます。
ブレーキの頻度や走行方法によって消耗の度合いは異なりますが、10,000kmで約1m薄くなるといわれているので、新品に交換してから50,000kmから60,000km走行している場合は残量が4mm程度だと考えられます。

ブレーキパッドは残量3mm程度が交換時期になるので、走行距離が60,000km以上であれば交換するタイミングになります。

ブレーキをかけたときの音を目安にする

ブレーキパッドには、厚みがなくなってくると異音で警告をするパッドウェアインジケーターという機能が搭載されています。
パッドウェアインジケーターは金属片で、パッドが消耗するとこの金属片がローターに接触し、「キーキー」という異音が鳴るので、ブレーキをかけたときに異音がする場合は、交換時期だと判断して良いでしょう。

ただし、車種によってはインパネのブレーキ警告灯ランプが点灯する電気式になっていることがあるので、事前に説明書で確認をしておきましょう。

※パッドウェアインジケーターはすべての車に搭載されているわけではありません。

まとめ

ブレーキパッドが消耗していたとしても、制動力が基準を満たしていれば車検は通ってしまいます。
しかし、車検の時点で制動力が基準を満たしていても、次の車検までブレーキ性能の安全性が保証されるわけではないのです。

たとえ車検に通っても、ブレーキパッドの消耗を放置するのはとても危険なので、なるべく早めに交換をしましょう。
株式会社クランツではブレーキパッドを取り扱っているので、ぜひご利用ください。