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ブレーキディスクの錆の落とし方は?原因や対策方法・費用相場とは

2023年10月07日

ブレーキディスクは、新品の状態はピカピカできれいですが、長期間使用していると赤茶色の錆が発生します。
錆が発生すると制動力への影響などの心配を抱えるでしょう。

この記事ではブレーキディスクの錆の落とし方や錆の原因、対策について解説します。

ブレーキディスクにできた錆を落とす方法などを知りたい方は、お役立てください。

ブレーキディスクの錆の落とし方は?原因や対策方法・費用相場とは

ブレーキディスクの錆は放置すると危険?

ディスクブレーキの錆は対策など考える必要もなく、走行していれば落ちるため気にしなくても大きな問題はありません。

前提としてブレーキディスクは消耗品であり、制動時にブレーキパッドとの摩擦で少しずつ削られています。
ディスクに錆が付いていても、走行により表面が削れるのと同時に錆も削られるため、気にしなくても大丈夫です。

注意が必要な場合は、錆が浮いた状態で1~2週間放置していたときです。
放置することで、ブレーキパッドとブレーキローターの錆が固着し、走行できなくなるリスクがあります。

定期的に乗る場合は気にしなくても問題ありませんが、乗る頻度が少ない場合は錆への対策が必要です。

錆の落とし方は?

ブレーキディスクの表面に付いた薄い錆は走行していれば落ちるため、気にする必要は特段ありません。
放置して固着した錆は、車を走らせても落ちないため対策が必要です。

ここでは、ブレーキディスクの錆の落とし方や錆を落とす費用の相場について解説していきます。

ブレーキディスクを研磨する

ブレーキディスクが錆びて腐食した場合は研磨が必要です。
研磨すると新品同様にピカピカの状態に戻ります。
しかし、必ずしもブレーキディスクを研磨できるとは限らないため注意してください。

ブレーキディスクの研磨作業は、自分ではできません。
ブレーキディスクを研磨することにより薄くなり過ぎると耐久性が落ちてしまう可能性に注意をしなくてはならないためです。
制動力を安定させるためにも、必ず整備業者などの専門家に依頼しましょう。

錆を落とすときの費用

ブレーキディスクの錆を落とす場合、研磨代金以外の費用もかかります。
具体的には、ブレーキディスクの脱着代と研磨料金の2つです。

研磨料金は軽自動車・普通車問わず一定額に設定している場合が多く、フロント左右で3,000~5,000円程度です。
ただ、ブレーキディスクは、車種や車のサイズによって大きさが違うため料金が異なります。

一般的な相場は、軽自動車の場合フロントブレーキの脱着工事と研磨代金で10,000円前後です。
ミニバンクラスになるとフロントのみで15,000円程度です。

ブレーキディスクに錆が発生する原因とは?

ブレーキディスクに錆が発生する原因は、ブレーキディスクに採用されている素材です。
一般的には、鋳鉄と呼ばれる振動を吸収する滑らかな鉄が使用されています。

鋳鉄は振動を吸収する性質があるものの、通常の鉄よりも錆びやすい特徴があります。
そのため、ブレーキディスクは水に濡れると簡単に赤錆が生じるので覚えておきましょう。

また、水以外でもブレーキディスクが錆びる原因はいくつかあるため紹介していきます。

雨水や融雪剤

ブレーキディスクに使用される鋳鉄は非常に錆びやすい特質があります。
そのため、雨水や洗車時の水などでも簡単に錆びてしまいます。

また、雨水だけでなく融雪剤などにも注意が必要です。
特に豪雪地帯の高速道路を走行する場合は注意しましょう。
融雪剤が付いたまま放置しておくと、錆の原因となるため注意が必要です。

融雪剤が付いた場合は、きちんと洗車して落とすようにしましょう。

ブレーキ部品の相性

ディスクブレーキは、ブレーキローターよりもディスクパッドが先に摩耗します。
そのため、車検などのタイミングでブレーキパッドのみ先に交換する場合が多いです。

ディスクパッドのみ新品に交換した場合、ブレーキローターの外周の隙間にディスクパッドが当たってしまう場合があります。
ディスクパッドは商品によってブレーキローターとの接地面が異なる場合があります。
結果、隙間が生じることで錆を発生させる可能性があるため相性は重要です。

同じタイミングで、ディスクパッドとブレーキローターを交換すると安心です。

錆は予防できる?

ブレーキディスクに使用されている鋳鉄は、錆びやすい特性があるため錆の予防は難しいです。
しかし、錆の予防ができないわけではありません。

ここでは、ブレーキディスクの錆の原因と錆を予防する方法について解説します。

洗車で汚れや融雪剤を落とす

ブレーキディスクは素材の特性上、錆びやすい傾向があります。
そのため、気が付くとうっすらと赤錆が付着している場合が多いです。
うっすら付いている赤錆程度であれば、通常の走行で落ちるため気にする必要は特段ありません。

注意すべきは、ひどい汚れが付着したときや融雪剤が付着したときです。
ひどい汚れや融雪剤を放置しておくと、強い錆の原因になる場合があるため、付着したときは洗車して落としておきましょう。

ブレーキディスクを交換する

ブレーキディスクは消耗品であり、適度な厚みがないと安全性が損なわれるため定期的な交換をご検討ください。
ブレーキディスクの錆は交換すれば気にならなくなるため、定期的に車に乗る場合は気にしなくても問題は少ないです。

不安な場合は、検査時などに専門業者へ質問しましょう。

まとめ

ブレーキディスクはそもそもの素材が錆びやすく、走行で落ちるため特段気にする必要はありません。
ただし、長期間放置していた場合はブレーキディスクがフラットでなくなるため研磨などの対処が必要です。

ブレーキパッドの錆の落とし方、対策・原因を知り快適なカーライフを手に入れましょう。

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