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ブレーキライニングとは?その特徴や交換する時期について解説

2022年05月28日

現在、車の安全を守るブフットレーキはディスク式とドラム式の2種類です。
主役こそディスク式に譲ったものの、ドラム式もまだまだ健在です。

そのドラム式で重要な役割を果たしているのが、ブレーキライニング。
特徴や交換時期について解説します。

ブレーキライニングとは?その特徴や交換する時期について解説

制動力が高く安価なドラムブレーキ

ドラム式は、タイヤと同調する円筒形状の部材内側に摩擦材を押し当てて、制動させるブレーキです。
ディスク式が登場するまで、長くブレーキシステムの主役でした。
乗用車では、ディスク式を採用する車種が増えていますが、ドラム式を使う車種もあります。
前輪駆動(FF)車の軽サイズやコンパクトサイズなどの多くは、後輪がドラム式です。

FF車は、前輪の荷重が大きいので放熱性が高く、コントロールしやすいディスク式を使います。
反面、後輪にはコストダウンの目的と制動力重視でドラム式を採用しています。
また、国産車のトラックやバスは現在でも4輪にドラム式を用いています。
その理由は制動力が高く、ディスク式に比べて安価であることから。

ドラム式はディスク式に比べて摩擦材、つまりブレーキライニングの面積が広いのです。
面積が広くなれば、減りも少なくなります。
商業車にとって、ランニングコストが高くなるのは何より避けたいことですね。
ただし、最近はディスク式摩擦材、パッドの耐久性が上がっています。

これを受けて、ディスク式を採用するバスやトラックが増えてきました。
また、欧州のトラックメーカーは高速走行が多いことから、ディスク式を早くから採用しています。
なお、ブレーキライニングはブレーキシューと呼ばれることもあります。
正確には押し当てる金属部分をシュー、表面の摩擦材をライニングと呼びます。

ドラムブレーキの制動力が高い理由とは?

ドラムブレーキの制動力が高い理由を、簡単に解説しましょう。
現在、車に使われているドラムブレーキは、ほとんどがリーディングトレーリング式。
ドラム内にブレーキシューが前後2つ装備されているタイプですね。

回転するドラムの進行方向前方にあるのがリーディングシュー。
後方にあるのがトレーリングシューです。
ブレーキペダルを踏むと油圧によって前後2つのシューが回転するドラムに押し付けられます。

このとき、進行方向のリーディングシューは自らの摩擦力でさらにドラムに引き寄せられます。
結果、強い制動力が発揮されるわけですね。
これを自己倍力作用と呼びます。

ただし、強い制動力が得られるほど摩擦は激しくなるわけですから、摩擦材も減っていきます。
摩擦材の原料はフェノール樹脂やスチール繊維、黒鉛などです。
摩擦材の厚みは約5mm。

交換の目安は1mmとされており、これを下回ると制動力が不安定になります。
なお、走行距離の目安は走行状態で大きく変わります。
ブレーキシューは、ドラム内部にあるので容易に確認できません。
5万kmを目安として車検や定期点検の際、専門業者に確認してもらいましょう。

ドラムブレーキの交換方法

ブレーキシューは、DIYでも交換できます。
ただし、その作業はかなり複雑でコツも要ります。
車の修理に慣れていない人は、避けた方が無難です。
以下に、DIYで交換する方法を記します。

①ドラムブレーキのセンターキャップを外す
②センターキャップ内のハブボルトを外す
③パーキングブレーキを解除してハブからドラムを外す
④リターンスプリングをアジャスターレバーから外す
⑤ブレーキシューを固定しているシューホールドカップ(スプリング)を外す
⑥ブレーキシューと付属している部品一式を外す
⑦ブレーキシューに付いているアジャスターを外す
⑧トーションスプリングとテンションスプリングを外す
⑨パーキングレバーを外す

以上を行い、新品のブレーキシューと交換後、逆の手順で元に戻します。
装着後は、必ずブレーキの効き具合やサイドブレーキの調整をしてください。
DIYの交換に不安を覚える人は、整備業者などプロに任せましょう。

費用は工賃の相場が左右で4,000〜5,000円。
部品代はシュー2個セットの相場が5,000円前後。
後輪だけであれば、約10,000円で交換できます。

ディスクブレーキもパッドが減ったら交換が必要

制動力の高いドラムブレーキですが、欠点もあります。
例えば放熱の悪さが挙げられます。
ドラム内で摩擦を繰り返すため、発熱がドラム内に滞ってしまいがち。

ブレーキを繰り返すと熱ダレからフェード現象が発生し、ブレーキの効きが悪くなります。
それから浸水。
ドラム内に雨水などが入ると水ハケが悪いため、ブレーキが効かなくなります。

これらの欠点を補えるのがディスク式。
だから、ブレーキの依存度が高い前輪にディスク式を使うのです。
とはいえ、ディスク式であっても摩擦で止める原理は同じ。
ディスク式の摩擦材であるブレーキパッドもすり減ったら交換が必要です。

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