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ドラムブレーキの交換目安は?通常時・異常時に分けタイミングを解説

2024年02月13日

車で安全に走行するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
特に、制動力を担うブレーキシステムは、常に良好な状態を保つ必要があります。

この記事では、ドラムブレーキの交換目安について詳しく解説します。
ドラムブレーキの交換を考えるタイミングを、異常が起こっていないときと異常が起きているときに分けて詳しく取り上げました。

持っている車にドラムブレーキが搭載されている方は必見の内容です。

ドラムブレーキの交換目安は?通常時・異常時に分けタイミングを解説

交換目安を知る前にドラムブレーキの役割と構造を把握しよう

ドラムブレーキは、車輪の回転を摩擦によって止める制動装置です。
主に後輪に採用されており、構造はディスクより比較的シンプルなものとして知られます。

主要構成部品は以下の通りです。

・ブレーキドラム:車輪と一体になった円筒形のパーツ
・ブレーキシュー:摩擦材を貼り付けている
・ホイールシリンダー:油圧でブレーキシューを押し出す
・スプリング:ブレーキシューを戻す

いずれかの部品が異常を起こしたり、摩耗して消耗したりするとドラムブレーキは交換時期を迎えます。
どの部品が消耗するか出てくる症状が異なるため、ブレーキングに異常を感じたらその旨を詳しく整備士に伝えてください。

ドラムブレーキの交換時期の目安3つ

ドラムブレーキの交換時期の目安は、以下の3つです。

・走行距離が5~10万キロを超えたとき
・ブレーキシューの残量が1mmを下回ったとき
・車検でドラムブレーキの異常が見つかったとき

各目安を、これから詳しく解説します。

走行距離が5~10万キロを超えたとき

一般的な目安として、ドラムブレーキは走行距離5~10万キロで交換時期を迎えます。
摩擦材が摩耗し、制動力が低下するためです。

制動力が低下した車で走ると、ブレーキのタイミングが間に合わなかったり、強く踏まないとブレーキがかからなかったりします。
ブレーキの操作不良は事故につながりかねないため、すぐに交換を依頼してください。

交換時期は、車種や使用状況によって異なります。
詳しくは車検時に、ディーラーや点検士に尋ねましょう。

ブレーキシューの残量が1mmを下回ったとき

ドラムブレーキ内部にあるブレーキシューの残量が1mmを下回ると、交換が必要です。
の残量の確認をするためには車輪を外し、ドラムブレーキの内部をチェックしなければなりません。

ブレーキシュー点検は、一般の方では非常に困難な作業です。
ドラムブレーキを分解し、確認した上で再度組み立て作業をしなければなりません。

無理にシューの厚みを自分で確認しようとせず、異常を感じたら専門業者に必ず点検依頼をしましょう。

車検でドラムブレーキの異常が見つかったとき

ドラムブレーキに以下の異常が見つかったら、交換が必要になる可能性が高いです。

・異音
・制動力低下
・オイル漏れ
・摩耗
・傷

ブレーキは車の制動力を左右するパーツです。
異常が見つかったら、素早く交換しましょう。

整備士に危険な状態だと言われたら、迷わず交換できる体制を整えておくのが理想です。
ドラムブレーキ交換の時期が近づいてきたら、多めに貯金を用意しておきましょう。

ドラムブレーキの交換目安となる症状を紹介

ドラムブレーキ交換の目安となる症状を紹介します。

・ブレーキをかけたときに変な音がする
・ブレーキが効きにくく制動力が低下している
・ブレーキペダルの踏み込みに異常がある

各症状の詳細を、これから解説します。

ブレーキをかけたときに変な音がする

ブレーキペダルを踏んだときに、キーキー・シューシューなどの音が聞こえるようになったときには注意が必要です。
ブレーキシューがすり減っていたり、異物が混入していたりする場合があります。

音が鳴るタイミングが特定される場合には、特に注意しましょう。

特定のタイミングや強度などで必ず音が鳴る時には、ブレーキパーツの異常を疑ってください。
特にキーキーとブレーキ鳴きが起こっているなら、ブレーキの寿命が近い可能性があります。
ブレーキをかけたときに毎回キーキー音が鳴るなら、すぐに交換を依頼してください。

不定期的に音が鳴る場合には、雨などの影響も懸念されます。
水分が原因でブレーキ異常が発生している場合、雨が止むと状態は改善します。
この状態は一時的なものなので、ブレーキ交換の必要はありません。

ブレーキが効きにくく制動力が低下している

ブレーキがなかなか効かず制動力がなくなり、車体が前に進み続けると危険です。
ブレーキシューのすり減りやフェード現象の発生、浸水などが考えられます。

シューの減りで制動力がなくなっているのか、フェード現象が原因なのかは車体異常が一時的かで判断できます。
フェード現象では車を30分程度休ませると、ブレーキを冷やせるため状態が改善します。
シューが減っている場合には、ブレーキの衣装は回復しません。

運転中にブレーキ異常を感じたら、すぐ駐車場などに車を停めて休憩しましょう。
休憩後に広い場所で試運転をしてブレーキ状態の改善ができたら、運転を再開してください。

もし異常が改善しないなら早めにレッカーを呼んで、整備士に検査をしてもらいましょう。

ブレーキペダルの踏み込みに異常がある

以下の異常がある時は、ブレーキの交換目安かもしれません。

・ブレーキペダルがいつもより深く沈み込む
・ブレーキペダルが硬く踏み込みにくい
・ブレーキペダルを踏むと振動を感じる

ドラムが消耗するとシューの隙間が食い込み、ブレーキ異常を起こす危険もあります。
早めにディーラーへ持ち込み、修理をしてもらいましょう。

ドラムブレーキ交換後には慣らしを忘れずに!

ドラムブレーキ交換後には、摩擦材が馴染むように慣らし運転をしましょう。

慣らし運転を怠ると、以下の問題が発生する可能性があります。

・制動力の低下
・異音の発生
・ブレーキパッドの早期摩耗

慣らし運転とは急加速や急ブレーキを避けてゆっくり運転し、速度を変えながらブレーキ操作をすることです。
目安は200km程度のため、その期間中には制動距離がいつもより長めになるのを考慮するとよいでしょう。

まとめ

ドラムブレーキの交換目安は、経過年数や走行距離で変化します。
しかし、ブレーキに異常を感じているときには、早めに交換しなくてはなりません。
交換の目安は一般の方では判断が難しいため、気になる異常があるときはディーラーやカー用品店へ相談しましょう。

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