2023年11月15日

運転を始めるにあたって最も重要なのは、車のコントロール方法を正確に覚えることです。
その中でもアクセルとブレーキの位置と使い方は基本中の基本。
しかし、これらのペダルの操作を誤ると大変危険な状況になりかねません。

また、車の運転を長年してきた人でも、アクセルとブレーキを度忘れしてしまうことはよくあります。
そのまま身体の感覚だけで操作していると、ある時混乱して間違って踏んでしまうことになりかねません。

今回はアクセルとブレーキの位置と覚え方、そして正しい踏み方について詳しく解説していきます。

アクセルとブレーキとは？

車を運転する上で欠かせないアクセルとブレーキ。
これらのペダルを使いこなすことで、車の速度をコントロールすることができます。
アクセルは車の速度を上げるためのペダルで、ブレーキは速度を減速または停止させるためのペダルです。

これらは車の床面にあり、運転者は足を使って操作します。

アクセルの仕組み

アクセルペダルを踏むと、エンジンに送られる燃料の量が増え、車は加速します。
加速の度合いはアクセルペダルを踏む深さに比例します。
踏む力を強くすればするほど、車はより速く走ります。

アクセルペダルから足を離すと、燃料の供給量が減り、車は減速し始めます。

ブレーキの仕組み

ブレーキペダルを踏むと、車のブレーキシステムが作動し、車は減速または停止します。
ブレーキペダルを踏む強さによって、減速の度合いを調節することができます。

ブレーキは車を安全に止めるための非常に重要な機能であり、正確な操作が求められます。

アクセルとブレーキの位置と覚え方は？

アクセルとブレーキの位置は、ほとんどの車種において標準化されており、覚え方としてはシンプルなルールが適用されます。
アクセルペダルは運転席側から見て右側に配置され、ブレーキペダルは中央にあります。

ペダルの位置を確認しよう

特に運転初心者やアクセルとブレーキの位置を間違えやすいドライバーにとっては、ペダルの位置を意識的に確認する習慣を身につけることが重要です。

次に、進む前に、右足をアクセルペダルに、左足をブレーキペダルの上に置き、ペダルの位置を確認しましょう。
この確認作業が、踏み間違いを防ぐ一助となります。

レッスンや練習でペダルの感覚を掴もう

運転教習所や安全運転コースでのレッスンを受けることは、アクセルとブレーキの正確な操作を学ぶ上で非常に役立ちます。
また、駐車場や空いた道路での練習もおすすめです。

ペダルの感覚を掴むために、ゆっくりとした速度でアクセルとブレーキを踏み替えながら練習しましょう。

定期的な確認と練習を怠らない

アクセルとブレーキの位置を覚えるだけでなく、定期的な確認と練習を怠らないことが大切です。
長い運転の間、足がペダルに馴染んでしまい、適切な位置を忘れることがあります。
そのため、定期的にペダルの位置を確認し、安全な運転を続けるよう努力しましょう。

アクセルとブレーキの位置を正確に覚え、常に確認し、練習を怠らないことが、安全な運転の基本です。
運転初心者から経験豊富なドライバーまで、誰もがこのルールに従って運転操作を行い、交通安全に貢献できるでしょう。

また、経験豊富な故に無意識にアクセルとブレーキを使っているため、急な度忘れで混乱するかもしれません。
アクセルは右、ブレーキは中央と度々意識することで、度忘れを防げます。

アクセルとブレーキの踏み方

正しい踏み方を身につけることは、安全運転のために非常に重要です。
右足はブレーキペダルに真っすぐ合わせ、かかとを床につけた状態で両方のペダルを操作します。

アクセルペダルを踏む際は、かかとを支点にしてつま先を右に傾けて踏みます。
ブレーキペダルを踏む際は、つま先をそのまま真っすぐ踏み下ろします。
操作しない左足はフットレストに置くことで、運転姿勢を安定させることができます。

なぜアクセルとブレーキを踏み間違える？

アクセルとブレーキは同じ足で操作し、しかも近い位置にあるため、踏み間違える可能性があります。
特に緊急時にはパニックになりやすく、正確な操作が難しくなることがあります。

高齢ドライバーの中でも75歳以上の割合が高いとされており、その主な原因は「慌てとパニック」です。
また、発進時や後退時にも踏み間違いが多く発生しています。

ブレーキに心配があるなら専門家に相談

自動車メーカーはペダル踏み間違い急発進抑制装置を搭載しており、後付けできる装置もあります。

これらの装置は国土交通省によって性能が審査、認定されており、認定された装置は信頼性が高いと言えます。
しかし、これらの装置はあくまでヒューマンエラーを防止するための補助であり、注意力を怠らないことが何よりも重要です。
ブレーキに心配があるなら専門家に相談するのも選択肢の1つでしょう。