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ブレーキパッドの残量の確認法と交換目安を解説

2022年03月28日

走行中の車の減速や停車に必要なのが、ブレーキです。
ブレーキに使われている部品の一つが「ブレーキパッド」です。
ブレーキパッドとは、どのような役割を果たすのか、また交換の目安について解説します。

ブレーキパッドの残量の確認法と交換目安を解説

ブレーキパッドとは

車を安全に走行させるために、欠かせない機構の一つがブレーキです。
一般的な乗用車の場合、ディスクブレーキと呼ばれるタイプのブレーキが採用されています。

ディスクブレーキは、車輪と一緒に回転するブレーキローターをブレーキキャリパーという機構で挟み込み、車輪を減速させたり停止させたりします。

ブレーキパッドは、このキャリパーのブレーキローターに接する部分に取り付けられる部品です。

高速回転するブレーキローターに、ブレーキパッドを押し付けることで車輪を減速・停止させるものです。

このため、ブレーキパッドは徐々に摩耗していきます。
車種によっても異なりますが、新品のブレーキパッドは7~11ミリほどの厚みがあります。

ブレーキパッドがある程度摩耗しても、ブレーキが完全に効かなくなることはありません。
ですが、厚み2~3ミリ程度まで摩耗したら、早めの交換が必要でしょう。

残量はどのように確認するのか

ブレーキパッドの残量を知る方法は、いくつかあります。

目視によるもの

ホイールの隙間からブレーキキャリパーをのぞき込むと、ブレーキパッドが見えることがあります。
ただ、この方法では、どの程度残量があるのかを正確に知ることはできません。

パッドウェアインジケーターからのサイン

ブレーキパッドの摩耗を知らせるために、パッドウェアインジケーターという機能があります。
この機能は、電子式と呼ばれるものと機械式と呼ばれるものがあります。

電子式は。輸入車や国産でも高級車に取り入れられています。
ブレーキパッド内に電線が取り付けられ、摩耗によりこの線が切れると警告灯が点灯する仕組みです。

機械式の場合は、ブレーキパッドが一定の残量以下になると異音が出る構造になっています。
キーキー音が出てきたときには、すでに一定の残量以下までディスクブレーキが摩耗している状態です。

走行距離から推測する

新品の状態のブレーキパッドの厚みが分かっていれば、走行距離からでも残量が推測できます。
ブレーキパッドは、一般的に1万キロほど走行すると1㎜減るとされます。

そのため、新品のブレーキパッドが11mmだった場合には、1万キロ走行すれば10mmが残量となる計算になります。

ただ、5000キロ走行すれば1mm減るという場合もあります。
ブレーキを踏む頻度が高いような走行だと、当然減りは早くなります。
走行距離で考える方法は、あくまでも推測です。

ブレーキフルードの液面低下

運転席のブレーキペダルを踏み込むと、その力はブレーキブースターと呼ばれる装置で増力します。

さらに、この力はマスシリンダーで油圧(液圧)に変換され、この圧力はブレーキフルードを通じてブレーキパッドを押し出すピストンへ伝わっていきます。
ブレーキフルードというのはいわゆるブレーキオイルです。

ブレーキパッドが摩耗すると、ブレーキフルードが入っているタンクの液面が最低ライン以下に下がります。

つまり、ブレーキフルードのタンクの液面が最低ライン以下になっている場合は、明らかに摩耗している証となります。
ただし、ブレーキフルードは液漏れなどが原因で減ることもあります。

点検時に計測する

ブレーキパッドの残量を正確に知るためには、ブレーキキャリパーを外し、さらにブレーキパッドを取り外してゲージで計測する必要があります。

ブレーキキャリパーを外すためには、工具も専門的な技術も必要です。
車検や点検時にはチェックする項目ですので、このときに残量をチェックしてもらうのが確実です。

摩耗を放置するとどうなるのか

パッドウェアインジケーターからのサインなどを無視してブレーキパッドの摩耗を放置してしまった場合はどうなるのでしょうか。

まず、パッドの摩擦に強い部分が擦り切れてしまいます。
これにより、制動力が低下してしまいます。

こうなると、ブレーキローターが損傷し、交換を余儀なくされます。
また、摩擦熱によりキャリパー自体が加熱することで、ブレーキフリードが沸騰しやすくなります。

粘度が低下すると、ブレーキの効きが悪くなってしまいます。
他の部品にも過度な負担がかかることで、ブレーキ機構そのものが故障する危険があります。

ブレーキパッドの交換目安と費用

ブレーキパッドは車種にもよりますが、2mm以下まで摩耗したら交換が必要です。
交換費用は、軽自動や普通車の場合は1セット1万円程度です。

高級車でも1万5000円程度です。
他の部品を交換すると、高額な修理費用が掛かりますので、パッドの摩耗は放置しないようにしましょう。

交換にかかる時間も、前輪だけなら30~60分程度です。

まとめ

安全な走行のために、重要な機構であるブレーキの中でも、ブレーキパッドは消耗部品です。
ブレーキパッドの消耗を放置するのは危険です。
なるべく早めに交換しましょう。

株式会社クランツではブレーキパッドを取り扱っているので、ぜひご利用ください。