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ブレーキパッドの見方とは?残量の確認方法や寿命・交換について解説

2022年01月29日

ブレーキはいろいろな部品で構成されていますが、中でも「止まる」という性能の要となるのがブレーキパッドです。
ブレーキパッドは消耗品なので、「止まる」性能を正常に機能させるためには、定期的なメンテナンスが必要となります。
完全にすり減ってしまうと、他の部品に異常がなくてもブレーキが利かなくなってしまうので要注意です。
ここでは、ブレーキパッドの残量の確認方法や寿命、交換について解説します。

ブレーキパッドの見方とは?残量の確認方法や寿命・交換について解説

ブレーキパッドとは

ブレーキパッドは、ブレーキの制動をつかさどるとても重要な部品です。

ブレーキには、ドラムブレーキとディスクブレーキの2種類がありますが、ブレーキパッドはディスクブレーキに使われています。
ディスクブレーキの構成は、ブレーキパッドとブレーキローター、ブレーキキャリパーという3つの部品が主となっています。
ブレーキパッドが回転するブレーキローターを挟み込んで摩擦抵抗を起こすことで、タイヤの回転を止めることができるのです。

ブレーキパッドの残量の確認方法

ブレーキパッドは消耗品であり、ブレーキを使えば使うほど摩耗するので、定期的に残量を確認しておくことが安全に走行するポイントになります。
ブレーキパッドの残量確認は専門知識がなくてもできるので、走行距離が長い方、よく走行する方は自分で確認してみましょう。

車のブレーキパッドの残量確認方法

車の場合、ブレーキパッド本体で残量確認をするのは大変なので、ブレーキパッドの働きに必要なブレーキフルードというオイルで確認しましょう。

ボンネットを開けると、黄色い半透明の液体が入ったポットがありますが、これがブレーキフルードのリザーバータンクです。
リザーバータンクにはメモリが付いているので、液面が上下のメモリの間にあればパッドの残量も十分にあります。
しかし、液面がメモリの下のMIN(もしくはLOW)に近いようであれば、パッドが消耗しているので交換する目安にしてください。

バイクのブレーキパッドの残量確認方法

バイクの場合、少し見にくいかもしれませんが、目視で残量を確認できます。
ブレーキパッドはキャリパーの奥に装備されているので、斜め上の方から覗いてみましょう。
使用限界サインはメーカーによって異なりますが、緑のラインや溝などで記されているので、パッドを目視した際にそのマークに達していないか確認してください。

残量があるかないかは音でも確認できる

車やバイクには、パッドの残量が少なくなると「キーキー」という異音を発生させたり、警告灯で知らせたりするパッドウェアインジケーターという部品が付いています。
ブレーキをかけたときに「キーキー」という音がしたり、警告灯が付きっぱなしになったりしている場合、摩擦材の厚みが3mm以下になっている可能性があるので、すぐに点検してもらいましょう。

※車種によってはパッドウェアインジケーターが付いていないものもあります。

ブレーキパッドの寿命について

ブレーキパッドは、残量2mmが寿命となっています。
車の場合は残量での寿命は分かりづらいですが、走行距離でいうと、新しいパッドを使い始めてから30,000kmから50,000kmほどが寿命になります。
パイクの場合はパッドが小さいため、走行距離でいうと5,000kmから10,000kmが寿命です。

ただし、走行距離による寿命はあくまでも目安です。
パッドの消耗は普段の運転の仕方によって変わるので、目安より少ない走行距離であっても寿命となる場合もあるため注意してください。

ブレーキパッドの交換目安は?

ブレーキパッドはブレーキ機能の要となる部品なので、速やかに交換しましょう。
目視もしくは点検時に残量を確認して、残りの厚みが2mmから3mmほどになっていたら交換の目安になります。

とは言え、頻繁に点検をするのは現実的ではないので、走行距離もしくは異音の発生などでチェックをして自分で判断をするというのが基本です。
走行距離で判断する場合は、走り方や道路状況によってもパッドの減りが異なるので、5,000kmから10,000kmで1mm減ることを目安に、交換のタイミングを見極めてください。

異音で判断する場合は、基本的にはパッド消耗のサインである「キーキー」という音がし始めたタイミングが交換の目安となります。ちなみに、さらにパッドがすり減ってしまうと、ブレーキディスクが削れる「ゴーゴー」という音が鳴ることもあります。
この音が発生した場合、パッドは相当に消耗しているのですぐに修理工場やディーラーで交換してもらってください。

まとめ

車やバイクにとって、「止まる」ことは事故を起こさないための重要な性能です。
その性能に関わるブレーキパッドは、こまめに残量チェックをして、すり減っていたらすぐに交換をしましょう。

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